子供と一緒に読みました。
「お母さん、いつ帰ってくるの?何で帰ってこないの?」と
ずっとずっと心配そうに子供は聞いてきました。
自分と重なる部分があると思ったのでしょうか、
「もう読みたくない」とも言いました。
皆様のレビューを拝見していると最後に少年はお母さんと
会えた様ですね。最後まで見たのですが、私達親子は
やっと会えた少年とお母さんを見つけることは出来ませんでした。
なのでこの本は可愛い絵だけれど、胸がしめつけられる様な絵本。
との記憶しかありませんでした。会えた姿を見たかったな。
子供を人に預けて仕事をしている方、
いろいろな事情でお子さんと離れている方、
親御さんも、お子さんもこの気持ちはもの凄く理解でき
苦しくなると思います。
絵本の持つ圧倒的な思いの伝導力から苦しさを差し引いて
星三つにしました。
作者はどんな気持ちでこの作品を世に送り出そうと思ったのだろう。
ととても気になった作品です。