この本が出たとき、タイトルにとても惹かれて「読みたい読みたい」と思っていて、やっと手に入れました。
決して悪くない作品でしたが、読めない間ちょっと期待値が盛り上がりすぎていたようです。
本も後半に差し掛かったあたりでラストが見えてきて、
「なぁ〜んだ。そういうことかぁ…」と、ちょっと気持ちが盛り下がってまいました。
内容としてはオーケストラの演奏者たちの舞台に上がるまでの動きを見せてくれている作品でした。
それぞれを細かく描写してくれているので、ページ数がかさばっていたのがちょっともったいないな〜と思いました。
いろいろ細かく描くより、簡潔にパーツパーツを描いてくれてもよかった気がします。
邦訳はなかがわちひろさんなので、文はとても読みやすかったです。