『The Phiihamonic Gets Dressed』が原題。
どこかで見たことあるような、と思ったら、
『オーケストラの105人』の新訳でした。
なるほど、さすが、なかがわちひろさん、粋な意訳をされていますね。
そう、物語が進むにつれて、この人たちの職業が明らかになるという趣向です。
105人の人々がそれぞれ、念入りに着替えをするところから始まります。
もちろん、それぞれ個性が出ています。
絵では楽器が出てきたりますが、訳出はあくまで「しごと」というのが素晴らしいです。
旧訳では漢字も多く、難解な文章という印象でしたが、
新訳では平仮名で統一し、かみ砕いた表現も多く、読みやすいです。
もちろん、クライマックスは演奏会。
あくまで仕事としての視点が面白いですね。
小学生くらいからでしょうか。