暑い夏の日、表紙のかき氷の絵に惹かれて思わず手に取りました。「たくさんのふしぎ傑作集」で、氷が凍る不思議を説いた科学絵本です。
「冷凍庫の氷をじっくり見たことはありますか?」との問いがあり、子どもたちも本の通りに水に浮かべて氷の様子を見てみました。すると、氷の中に白いところやちいさいあわが入っているのが分かりました。「この正体は空気です」と説明があり、どうすれば透明な氷ができるかが説明されています。絵本の中の説明を読むだけでなく、実際に氷を見るという行為が1つ加わっただけで、子どもたちは目を輝かせていました。
その後、色のついた氷はできるのだろうか?や、味のついた氷ってあるのでしょうか?と、楽しい問いの答が書かれています。そして、その小さな問いの答が、大きな地球に密接に関係していることを教えてくれます。
大人もとても勉強になる内容になっていました。子どもたちがこの本を読んで、地球のしくみをもっと知りたいと思うきっかけになってくれたらいいなと思います。