デカウサギとチビウサギがどれだけ相手を好きだか色々な喩えを使って競い合う、とってもほほえましくて心が暖まるお話です。
とても気になっていた本だったけど、まだ私の息子には早すぎかなぁと思い、もっと後に購入する予定でした。 でも、何気に入った日本の古本屋で偶然見つけてしまったので(しかも、新品!)、即、購入。
うちに帰ってワクワクしながら読み出すと、「あれ? 何だがとっても懐かしい会話…。」と思ったんです。 そう、あれは留学している時のホームステイ先にいた兄弟2人(当時、9歳と6歳)がいつも私に対する好きっていう気持ちを競い合っている会話。「僕は、お姉ちゃんのこと、地球からお月様まで行って、それで、お月様を100万回周って、それから地球に帰ってくるくらい好きだよ〜〜」っていう感じで。
そんなことを言ってもらったことなんて一度もなかったので(日本人の文化では、面と向かって好きって言うのはちょっと照れますものね。)、うれしかったし、本当に2人の弟達がかわいくてた仕方がなかったのを覚えています。でも、よくそんな色んな喩え方を思いついたものだなぁって、当時は思ったけれど、もしかして、この本を読んでいたんじゃないかなぁ。
今度は、そういう会話を息子とできたらなんて素敵だろうと思います。 いつでもそこに居るのが当然と思わず、いつでも自分の気持ちを相手に素直に伝える大切さを教えてくれる本だと思います。