幼稚園のとき、もったいないばあさんのかるたで遊んだことがあるようで、表紙の絵を見てすぐに思い出し、本文の「〜すべし」の文にも、「ああ、そういう言い方だった」と、懐かしがっていました。
それにしても、もったいないばあさんの「もったいない」という感覚は、一般的に使われている「もったいない」という言葉以上に、すてきな考え方や感じ方が含まれていて、本当に清々しく、温かい気持ちにもなれますね。
昔の人の知恵だけでなく、もったいないばあさんの生き方そのものが、とてもよい勉強になります。「
けち」とはまるで違う、「人生楽しまなきゃ!」という揺るぎない土台から生まれている「もったいない」精神。見習うべきことがたくさんあります。
私が反省したのは、「じぶんでするのまき」。
子どもが自分でできるのにやらないのは、もったいない。
普段、手を出しすぎてるな、と感じることや、親の勝手な判断で、「まだ早すぎる」と止めてしまっていることなど、たくさんあるなぁと感じました。
子どものよい芽を親が摘んでしまっては、もったいないですよね!
「江戸へ行くのまき」では、もったいないばあさんでさえ、「わたしのでるまくまるでなし」と感服するほど、江戸時代に限らず、昔の人は、みんなが物を大切にする気持ちをもっていたんですね。
娘にとって「耳が痛〜い!」のは、「おせわのまき」。
我が家でも、春から夏にかけて増え続けてきた生き物たち・・・次第に飼育係はママ、掃除係はパパの役目に。
「もったいないってことは、命をたいせつにするということなんじゃよ」
「自分で面倒を見られないものは、もって帰らないこと」
もったいないばあさんに教わったこと、覚えておこうね!