絢爛豪華で美しいお姫様絵本というと、エロール・ル・カインのこの本かなと思います。
このお話、「子どもに語るグリム童話」でも読んだことがありますが、それは絵がなかったので、エロール・ル・カインが想像する世界が興味深かったです。
このお話、初めて読んだ時からとても不思議さの漂うお話でした。
お城に地下の世界があり、夜な夜なお姫様たちが通い、地下に住む王子様と踊っているのです。
結末も予想とは違っていました。
お姫様の衣裳も見事で、お城の調度品も素敵です。
細部までのしっかりした書き込みはうっとりするぐらい美しいです。
絵を眺めるだけでも一見の価値ありだと思います。
お姫様好きな方におすすめします。