タイトルに惹かれ、夏休みも大分過ぎたけど面白そうなので手に取りました。
私も、いつも8月31日になると長かった夏休みが終わると物思いに耽ったものでした。
喘息のせいで夏休みをろくに楽しめずに終えようとした小学4年生の男の子の主人公。
8月31日の深夜、目がさめ日めくりカレンダーをめくるとそこにはあるはずのない9月0日が・・・
時計は12時で止まり、外の様子がおかしい。
マンションの3階にいたはずなのに、窓の外は木が茂るジャングル。
デイバッグに荷物を入れ、水筒を首から下げ、冒険に出発!
普段は接点のない3人の子どもたちが一緒に9月0日をすごしていく中で知った意外な一面。
短い間にも困難を共に乗り越え、互いを理解し、成長していく様子が楽しく描かれています。
そして、その後の関係に心打たれました。
息子も笑ったり、時には一緒に怖がったりしながら9月0日を過ごしました。