安野さんの絵本らしく、この絵本にもはほとんど文字(文章)がありません。
冒頭にこの絵本の楽しみ方や役立て方が綴られていて、
それ以降は主人公の「10人のこどもたち」が、
三角屋根のお家から四角屋根のお家にひとりずつお引っ越しをしていく様子が、
1ページ1ページ愛らしく描かれている絵本です。
お部屋の家具や小道具まで、ひとつひとつ。。。
安野さんらしい、細かい描写です。
もちろんパラパラとページを捲って見ているだけでも楽しいです。
また、小さいお子様には数字のお勉強にもなるみたいです。
「四人がお引っ越ししたら、残ってるのは何人?」
などと簡単な足し算や引き算を、この絵本を使って
親子で楽しみながらお勉強するのもいいかもしれませんね。
自然と同じように数学も美しいと言った、安野さんらしい美しい本です。