表紙から、ラクダやヤギに囲まれた少年の姿にびっくりです。
砂漠の村に住む少年、ジブリルのエピソードです。
ラクダやヤギの世話をするのが日課というのもすごいですが、
拾い集めた廃材で車を作るのに夢中、というのもほほえましいです。
なかなかの力作だと思いますが、お父さんにとってはガラクタ同然、
捨てに行くよう言われて渋々、が素敵な展開になります。
その舞台が、オアシスの市場。
なるほど、そういうこともありうるのですね。
しかも、稼いだお金で購入したものに、ジブリルの性格が表れています。
ハサミというアイテムが効いています。
確かに、お父さんも物作りのお仕事のようですしね。
このあたりの家族愛も愛おしいです。
小学生くらいから、砂漠生活を感じてほしいです。