周りの子より早くからイヤイヤ期が始まった頃は、これが俗にいうイヤイヤ期でどう対応していいのかよく分からず、我が子が可愛いはずなのに可愛く感じられず、親も子もイライラの多い時期を過ごしました。もっと早くこの絵本に出会えていたら、もう少し子どもへの対応や親自身が寛容になれたかもしれません。イヤイヤ期は明確にこの日からというのはありません。徐々に自分の思いを通したい気持ちが芽生えてきます。自身の経験から1歳ぐらいから読むといいと思います。ゆっくとすっくだけでなく、子どもは皆本当は友達と仲良く楽しく遊びたいはず、この子は困らせる子なのではなく、成長の過程であることを理解して、子どもと一緒に心の葛藤と向き合えば子どもは分かってくれるはず。そう前向きな気持ちにさせてくれる1冊です。