しょうぼうねこ」 レインドロップスさんの声

しょうぼうねこ 作・絵:エスター・アベリル
訳:藤田 圭雄
出版社:文化出版局 文化出版局の特集ページがあります!
税込価格:\1,045
発行日:1974年
ISBN:9784579402526
評価スコア 4.3
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みんなの声 総数 9
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  • 消防絵本を読み飽きた人へおすすめ!

    消防自動車の出てくる絵本は、大まかに
    @小さくても役に立つ=子どもが自己投影しやすいもの
    (「しょうぼうじどうしゃじぷた」「それいけはしごしゃせいのびくん」「ちいさなしょうぼうじどうしゃウータくん」など)
    A出動→鎮火→消防署へ帰るまでの流れを追ったもの
    (「かじだしゅつどう」「ちいさいしょうぼうじどうしゃ」など)
    のどちらかに二分されると思っているのですが、
    この絵本は、もう少し長いお話を楽しめるようになった、
    消防車好きの子どもたちにうってつけです。

    主人公はいたずら好きの猫、ピックルズ。
    毎日が退屈で、近所の猫に悪さするしか能がないけれど、
    いつかは素敵なことをしてみたいと思っている野良猫が、
    高い木から助けてくれた消防士のジョーになついて、消防署に住み込むように。
    そこで初めて、やりたいことを見つけ、
    地元の猫に頼られる立派なしょうぼうねこへと成長していきます。
    ピックルズを見守る近所のおばさんや、消防士さんがとても魅力的です。
    絵も訳もとても洒落ています。

    主人公が「車」ではなく、「ひと(猫)」で、
    物語が出動一連の「流れ」ではなく、主人公のドラマになっている点が、
    聞き手にとっても読み手にとっても新鮮です。
    ただ、短編3つ、60ページほどあるにもかかわらず、
    4歳と2歳の子どもが夢中で、一気に読まされるので、
    読み手にとっては長くて大変なのが難点かもしれません(笑)

    投稿日:2006/01/19

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