「くまのコールテンくん」でお馴染みのドン・フリーマンさんの未完の原稿を発見した息子のロイさんの手で出版された作品です。
表紙絵を見て、この作品もリスが主人公なんだ〜、と開いてみてビックリ。
「子リスのアール」のアールに再会できました。
立派な頼もしいお父さんになって、ワシントン市に住んでました。
冬支度のため、夏に隠しておいた大きなドングリを捜しに出かけるお話です。
ラファイエット公園の晩秋の情景が美しく、ドンさんが残したスケッチの中で最も美しいものだ、と息子のロイさんが感じたのも頷けます。
さて、人の出入りも多く、近くには車の往来も激しい所をねぐらとするアールはドングリを見つけることができるでしょうか。
リスのような小さな生き物が、自分の家族のため懸命に生きている様子に思わずいとおしさを感じてしまう作品です。
この作品の誕生の経緯については、巻末をご一読ください。