表紙の絵がとても印象的な絵本でした。
内容的にイヌイットの血をひく人か、北の方に住んでいる人が書かれたのかと思っていたら、なんとイギリスの方が作者でした。
くまやカラスの絵はとても素敵ですが、正直人間の絵(特にアップのシーン)はちょっと怖かったです。
あまりにも自然に「魔法」が出てくるので、昔話っぽい雰囲気のある作品でした。
哲学的な選択を迫られるラストシーンがあるので、この本を読み聞かせやブックトークで紹介するなら、小学校の高学年(できれば6年生以上)の子どもたちでないと、理解が難しいかもしれません。