おいしいものの大好きなポコおじさんが、買ったのが、大きなそら豆1つ。
その豆を売りに来た人が、これまた全身そら豆色の、宇宙人みたいな不思議な人。
その豆を煮て食べたポコおじさん。
にょきにょきと左足が伸び始めます。
なぜ、左足なのか?右足は?なんて思ったのは、私だけで、子供はそんなことは気にしません。
この足の伸び方が半端じゃない。
家を壊し、橋を渡り、車をなぎ倒し、町じゅうをかけめぐって伸びて、伸びて、にょきにょき伸びていくんです。
どうやってもとまらないその足を、とめたのは、1人の女の子のこちょこちょだったのですが...
なんとも不思議な話です。
この半端じゃない足の伸び方が、4歳児には、とにかくおもしろいみたいで...
「お母さん、今日も『のびのび』から読んでね。」
とうちの息子。『あしにょきにょき』よと言っても、『あしのびのび』。
私としては、なんだか、わかるようなわからないような不思議な気分のお話だけど、息子のお気に入りの1冊です。