デイヴィッド・シャノンの作品では、「あめふりのおおさわぎ」と「自転車にのるアヒルくん」が印象に残っていて、大好きです。
この本を見つけたのは、結構前なのですが、絵のインパクトに圧倒されてしまい、思わず書棚に戻してしまった記憶があります。
今回は、結構この本を薦める人がいるので読んで見たのですが、1回目は絵の強烈さに負けてしまいました。
でも、2回、3回と読んでいくと、絵にも慣れてきたせいか実は虜になってしまいました。
物語は、主人公のカミラが最初にストライプの肌になってしまい、仕舞いには部屋の壁と一体にまでなってしまうという奇想天外なものです。
その時の部屋と一体になった顔の凄いこと。
さすがにこの絵は、小さい子にとっては怖いし、評価の大きく分かれるところだと思います。
最後に元通りになるオチは、小気味いいし、絵もうって変わってさわやかになっていて安心できました。
この絵は、好き嫌いがあると思いますが、好きなものは好きと言える勇気をもつこととか必要以上に人の目を気にしないといったことも教えてくれる絵本です。
一回読んだだけでは、この絵本良さは分からないかも知れません。
小学校 低学年には早すぎる気がします。