ある山に、お母さんと二人暮らしの男の子。
雪が解けた野原の切り株の上で、バイオリンの練習。
ギッギーッギーッ
通りかかったうさぎが、『くまのいびきのほうがましだ・・・・』
すみれでいっぱいになった野原でおけいこ。
『・・・さいた花がかわいそう・・コーン』ときつね。
雨がザーザー降っている野原の木陰で・・・。
夏の暑い野原の切り株の上で・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
秋になり、枯れ草の切り株のうえで・・・。
男の子は、毎日毎日練習します。
ある日、くまがバイオリンを聞きにきます。
うさぎ・きつね・りすと森の動物たちも、聞きにやってくるようになります。
「なんでこんなに一生懸命、練習するの?」
「それはね・・・・クリスマスの晩に・・・」
男の子のお話を聞いた、森の動物達も、何やらせっせと準備を始めます。
そして、クリスマスの晩に・・・。
四季が移り変わる自然の豊かさと可愛い動物達。
何より、心に決めた事のために、頑張る男の子にエールを送りたくなります。
動物との触れ合い・親子の愛にほろっとさせられます。
さて、男の子の季節を通した想いとは?