読んでいて驚いたのは、ナイチンゲール、リンカーン、『アンクル・トムの小屋』の作者ストウ夫人など、有名人たちが続々とこの伝記に出てきたことでした。
ナイチンゲールは有名なのに、どうして世界で最初の女性医師であるエリザベス・ブラックウェルのことはこうして伝記にならなかったのだろう?とちょっと不思議にも思いました。
女性で医師を目指すことかに門戸が閉ざされていた時代に、このエリザベス・ブラックウェルは果敢にも挑戦していきます。
伝記に登場する偉人たちに共通するのは、困難に負けないあきらめない気持ち。
その人生は決して順風満帆ではありませんが、こうして閉ざされてきた道を開拓してきた先駆者がいたことで、今の女性の社会進出があるのだと思うと感慨深かったです。