独特なタッチのやさしい表紙の絵に惹かれて手に取りました。道の端と端に住むくまさんとねずみさんが、出会って友達になるまでのストーリー。
ふたりは、それまですれ違ってばかりでなかなか会えません。ようやくくまさんの家の前でばったりと出会うのですが、その時にくまさんが「おちゃをのみませんか?」とねずみさんを誘います。その誘い方と、ねずみさんの応じるセリフがいいんです。読んでいる私たちまで、一緒にお茶をごちそうになっているような、心あたたまる場面です。
その後は、ちょっとドキドキするシーンあり。ほっこりできるシーンありで、読後はとても癒されました。