何でも一番じゃないと気がすまない女の子バイオレットと、
一番じゃなくても自分の好きなことを楽しむことに幸せを感じる
主人公の女の子の物語。
一番になりたい!という向上心はとっても素晴らしいと思います。
でもその信念を貫いて、
2番じゃダメ! 3番じゃダメ!いつも1番じゃないとダメ!
な生き方は、かなりキツいんじゃないかな…
息子には1番にこだわらず自分らしさを大事にしてほしいし、
また私自身も、
1番じゃなくても勉強やスポーツを楽しみながら頑張る息子を
誉めてあげられる親でいたいと改めて感じました。
息子はといえば、
バイオレットにかなり反感を持ったらしく、途中
「ナニサマだよっ?」とか
「こんなやつ同じクラスにいたらぶん殴るわ…」
といった発言があり…
最後の「やっぱり私が1番でしょ!!」
というバイオレット発言に至っては、
天を仰ぎあきれ顔で深いため息をついていました。
小学校が舞台の話なので、
我がことのようにストーリーに引き込まれていたようでした。
世の中の小学生とそのお母さんにおすすめの一冊です。