ロングセラー
どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

  • かわいい
  • ギフト
新刊
あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

  • 笑える
  • 盛り上がる

しずかな、クリスマスの ほん」 夏の雨さんの声

しずかな、クリスマスの ほん 文:デボラ・アンダーウッド
絵:レナータ・リウスカ
訳:江國 香織
出版社:光村教育図書 光村教育図書の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:2012年11月12日
ISBN:9784895728478
評価スコア 4.45
評価ランキング 11,274
みんなの声 総数 10
「しずかな、クリスマスの ほん」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く
  •  クリスマスといえば、街のイルミネーション、男女の語らい、街の雑踏。そして、ジングル・ベル。
     なんだかにぎやかなイメージがあります。
     でも、本当はしずかな日なんです。
     この絵本を読めば、ふっと息をとめたくなります。静かに歩きたくなります。ページを開くのも、そっと。
     そんな絵本なんです。
     しずかな分、心にしんしんとはいってくるといってもいい。

     しずかな文を書いたのはデボラ・アンダーウッドさん。アメリカの人です。
     素敵な、しずかな絵を描いたのはカナダに住むレナータ・リウスカさん。
     ぬいぐるみのような動物たちの絵は見ているだけで温かになります。
     この絵本のレナートさんの功績は大きいと思います。
     訳しているのは、江國香織さん。いわずとしれた直木賞作家で、文章の巧さには定評があります。
     一ページにほぼ一行の文章の、しずかさといったら。
     それでいて、心にうまくはいってくるのですから、不思議です。

     ここに書かれているしずかさを少し紹介しておくと、例えば「てぶくろをして とをたたく しずかさ」とあります。
     外は一面雪でまっしろ。雪でおおわれたおうちの扉を叩くウサギの子どもたち。手に暖かそうな手袋。
     どんどん、ではありません。こんこん、でもありません。ぽんぽん、に近いかも。
     あまり大きな音を出すと、雪だってびっくりします。
     あるいは、クリスマスツリーの「あかりのともる しゅんかんの いきをつめた しずかさ」。
     大きなツリーのまわりには仲のいい仲間たちが集まっています。いよいよツリーの点灯です。それまで騒いでいた子どもたちも、その瞬間には息をつめてツリーのてっぺんの星を見つめます。
     こういう経験、あるでしょう。

     「そりの すずのねに みみをすます しずかさ」。
     雪が降る続ける外を見ながら、サンタさんが来ないかと待っています。サンタさんはトナカイにひかれてそりできます。
     ちりんちりんと、しずかな鈴の音をさせて。
     今みたいににぎやかな夜では、サンタさんのそりの鈴の音なんか聞こえないでしょうね。
     だから、せめて、クリスマスには、しずかに、しずかに。

    投稿日:2014/12/21

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「しずかな、クリスマスの ほん」のみんなの声を見る

「しずかな、クリスマスの ほん」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

きんぎょがにげた / もこ もこもこ / しろくまちゃんのほっとけーき / はらぺこあおむし / いないいないばあ / がたん ごとん がたん ごとん / おつきさまこんばんは / ぐりとぐら / くだもの / はじめてのおつかい

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



児童書出版社さん、周年おめでとう! 記念連載

みんなの声(10人)

絵本の評価(4.45)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット