貧しいおじいさんが、町に笠を売りに行ったけれど売れず、
帰る途中にお地蔵様にかぶせてあげます。
おばあさんも、そんなおじいさんに「よいことをした」と喜びます。
こんな謙虚さは到底自分にはないなあ、と
恥ずかしくなってしまいます。
正直で謙虚で、貧しくても心の美しい日本人。
地味なお話ですが、心にしみるものがあります。
子どもに読んでもあまり反応はありませんでしたが
昔話は長い時間をかけて消化するものなのかなと思っています。
子どもが自分からはなかなか手を伸ばしませんが、
たまには大人が、昔話の本を手に取って読んであげたいです。