美しい物語です。
葉っぱが旅をするお話。
葉っぱを通しての一生、
少年との約束も果たし尽きる。
読んだ後、泣きたくなるような気持ちに
なりました。
生きることの一瞬の尊さを、
自然の美しさを、
心を通わせる交わりの温かさを、
絵本に感じます。
絵には懐かしいようなレトロさがあり、
味わいぶかく、何度読んでも
心に響きます。
木にある状態が
葉っぱの一生のほとんどだと思っていました。
でもこの絵本は木から離れることから
始まるんですよね。
崇高な志を持って、
色々な良さを目に焼き付ける葉っぱ。
いつか親元を離れる、
うちの子どもたちをそこに重ね見た気がしました。
素敵な絵本です。