自分が読みたくて手に取ったのだけれど
気になって寄ってきた2歳の娘が読んでほしいとせがんだので一緒に読んでみた
娘はまだ字も読めず、長い文章も耳に入らないようで
もっぱらイラストを見て楽しんでいた
ポケットからりんごが出てきた!とかこれゾウさん?とか
大人の方が楽しめる絵本だった。
どのストーリーもよかったけれど、特に好きなのはタイトルのクリスマスのりんご
クリスマスには奇跡が起こる、というストーリーを集めている
じんわり温かい気持ちになって、周りの人にやさしくしようと思えるような話が詰まっていて、すごく素敵だった。
感想メモ
・文章は子供が自分で読むのには難しい。
・文章は漢字交じり小さいルビ付き。すべてのページに挿絵が入っているので、文章だけでは物語が追いにくいこどもでもなんとなくストーリーが追える。年長さんは厳しいが、本が好きな小学校低学年なら読めると思う。
・キリスト教がベースになっているので、深く読もうとするとわからない点がいくつか出てくる。
たとえばサムソン人形(聖書には怪力サムソンという登場人物がいる)
動物園で動物たちが先祖がイエス様の誕生に立ち会ったと言っているところ(本編ではイエス様とは語られない)
基本的にクリスチャンが読むことをベースに書かれているので。
物語を読みなれている人ならさらっと読むだろうし、知らなくても物語の面白さには変わりがない。