旅をしていた若者が鬼と出会いました。
あっけなく捕まってしまった若者は、鬼に「自分に食われるのが良いか、姫に食われるのが良いか」問われて姫を選びます。
そこで現れたのがなんとまあ泣き虫弱虫甘えっ子。
若者に簡単にあしらわれてしまいます。
これまた過保護な父鬼は仲間たちに助けを求めます。
鬼たちと若者は首引き対決。
多勢に無勢のはずが若者は首にかけたひもを思いきり踏ん張った後はずして鬼たちを転げさせます。
(なんだ〜これだけ強いならあまり簡単に捕まるなよ)
若者は鬼たちが転げている間に逃げてしまいました…。
と、まあ怖そうな話を予想したらとぼけたお笑い劇場でした。
狂言をベースにしているからでしょうか。
あっさり読んでしまったら、何がポイントかよくつかめませんでした。
井上洋介さんが、姫を鬼とは思えないお譲ちゃんに描いているものだから、なんとも微笑ましい感じもしたのですが、若者のキャラも強いのか弱いのか?
はっきりいって、鬼はもう少し強くあって欲しい。