長谷川義史さんの描く、ユーモラスな絵に引かれてなんの予備知識もなく借りて、子どもたちに読み聞かせました。おじいちゃんおばあちゃん子だった自分が、主人公とだぶってしまい、予期せぬラストに涙しました。兄はどんなに怒られてもおじいちゃん大好きで、そういや私もそうだったと、自分の幼い時のことをじっくり思い返すきっかけをくれた絵本です。生と死を、特別なものでなくありふれた日常を題材にしているこの絵本に、脱帽です。
楽しい思い出とともに子どもの心の中に死んでもその人が記憶として生きつづけること、死という重いテーマですがすべての人が経験することを語ってくれています。
「おじいちゃんがおばけになったわけ」とは違った感動を味わえました。