「地獄めぐり」シリーズ最終巻。
八大地獄の残り3つを紹介してくれています。
「焦熱地獄」「大焦熱地獄」「阿鼻地獄」…。
ところで、“阿鼻叫喚”という言葉があるのに、地獄は「阿鼻地獄」と「叫喚地獄」が分かれて存在しているんですね〜。
不思議です。
この本を読んで改めて気づきました。
芥川龍之介の『蜘蛛の糸』のイメージからか、地獄の物を救うのは《お釈迦さま》という気がしますが、
実は、地獄で苦しむ亡者に直接手を差し伸べて救ってくれるのは、
《お地蔵さま》なんですね〜。最終的にはお釈迦さまや観音様も救いの世界にいるようですが。
(日本の天上界=極楽、の位置関係が今いちよくわかっていません)
漫画ちっくな部分が読みにくくもありますが、地獄ツアーの1つとして、その知識を楽しみながら読む分にはなかなか面白い作りの作品だと思います。