森の育みが、こんなにも人生を支えるんだと思いました。
お父さんが楽器職人である主人公の子が
身近にある、森や木や、そこから作られた楽器に興味を持っていく。
楽器を弾くことを続け
ついには・・・・
というラストを自然と期待してしまっていたのだが
主人公は
演奏家にも職人にも、ならなかった。
子どもたちに教える仕事を続けている・・とあった。
人生において、実は、劇的なゴールなんて
そうおこらないのだ。
でも、それぞれの納得や満足の落としどころで
折り合いをつけて生きている。
それも、幸せなんだと・・強く思った。