12月が近くなると、1年間を振り返るような絵本が読みたくなります。この絵本は年末〜年始にかけて読むのにピッタリな本です。
12の月は別々の家でひとりぼっちで暮らしていました。それでは寂しい、友達が欲しいと思った1月さんは、2月さんの家を訪ねます。続いて二人で3月さんの家を訪ねます。二人が三人に、三人が四人に、次の月を訪ねて行くたび、友達の数は増えていきます。そして最後は12月さんの家でみんなでパーティー。仲良くなった12の月はみんなで一緒に住むことにするのです。(最後のページに家の仕掛けがありますよ)
私は図書館で借りて読んだため、一部仕掛け部分が破れてしまっていたのですが、それぞれの月のドアのところにその月を表す絵が描かれているなど、細かいところまでとてもよく気を配られているので感心しました。
お話しも歌のようにリズミカルなので、読み聞かせしやすいと思います。
それぞれの月の特徴をとてもよく捉えている、ちょっと懐かしい雰囲気の絵も素敵です。