使われなくなった駅舎を美術館にしよう、というところからお話しが始まりますが、登場する絵はどれもが「超」がつくくらい有名な名画のババール(ぞう)バージョンです。
全部で35枚。「ミロのヴィーナス」も「モナリザ」も「天地創造」も「さけび」もすべてぞうになっています。ババールファミリィーの絵に対する感想も興味深いものです。絵画鑑賞が好きな方なら、思わず笑ってしまうのではないかな。風刺でもパロディでもありません。あくまでもババールのお話しの世界での絵なのです。父ジャン・ド・ブリュノフの後を継いだ息子さんならではの絵本だと思いました。