カンガルーのママは こまっていました。おなかのふくろのなかに、だれかさんが ずっといるからです
で始まります。
ママは、世界のいろいろなものを、やさしく、ベビルーに紹介します。
でもベビルーは、ママのおなかがいちばん!と外へ出たがりません。
そのうち、ママは疲れ果て、一歩も動けなくなってしまいます。
その時・・・・・・
私では、子どもをせかしたり、なかなかやさしく接してあげれなかったり、なのですが、カンガルーのママは、あせらず、やさしく、、ベビルーの世界への一歩を、じっと待ちます。
絵本のなかだけでも、母親のじっと待つことを追体験出来るし、子どもの、一歩出たいけど、やっぱり、ママのおなかがいちばん!という気持ちをストレートに表していて、声にだすことで、こどもの気持ちに添えるっていうか・・・・・
でも、終わりの展開が、あっというまに・・・・ママはうれしいきもちと、
ちょっとさみしいきもちだったりして。
こどもから、ママ、ママといわれるうちが、華なのかもしれません・・・