アンデルセンは自分が子どもの頃は大好きだったんですが
自分の子どもに勧めようとは思いませんでした。
人権感覚のずれが気になったからです。(当時この件には神経質でした)
荒井良二さんは、オリジナルはもちろん名作を手がけてもやっぱり素敵。
原作を損なわずむしろその世界を広げてくれてさすが!と思います。
いろいろな「おやゆびひめ」の絵本がある中私はこれが一番。
リアル過ぎず、デフォルメ加減?が丁度良い。
なんといっても、おやゆびひめちゃんがかわいい!!
荒井さんの愛を感じるのです。
三木卓さんのテキストもわかりやすく小さなお子さんにも楽しめると思います。
明るい色調と、各キャラクターが決して悪者扱いされてないせいで、私の中にあった暗いイメージが払拭されたように感じます。
悪者扱いはされてないけど、かえるやもぐらのお嫁さんになるのはいや!というおやゆびちゃんの主張もはっきりしてる。
この「おやゆびひめ」ならおひめさまが大好きなお年頃の女の子に読んであげてもいいなと思いました。