文字を習いたての主人公が、校長先生の誕生日パーティーの為にカードを書かなければいけないのに、上手く書けなくて悩むお話です。
私自身はあまりピンとこなかったのですが、同じように文字を書き始めたばかりの娘はとても共感したようで、何度も読んでとせがみます。
それだけでなく、「さかさまになっちゃうの」と、呪文のように繰り返したりもしています。
私たち大人が苦もなく書いてしまう文字を、一文字一文字懸命に書いている子どもだからこそ、このお話からなぐさめや励みを受けたのでしょうか。
大人(私)の趣味だけでなく、子どもの気持ちに寄り添ってくれる絵本も選んであげなければなと思えた絵本でした。