娘が大層気に入っている絵本です。まだ年をとるとか、白髪が増える、目や耳が弱くなるということは全然理解できていませんが、最後のページでジオジオがとってもやさしそうな表情をしているのが好きなようです。全体的にとっても優しい絵で、色使いも柔らかく素敵です。嵐をさけるために木のしたでずっと雨宿りの場面の美しいこと!
若い頃はさぞかし恐ろしいライオンであったろうジオジオも、いまではひとりぼっち。きっと若い頃には体力もあり誰かと話そうとか、誰かの役にたとうという考えはなかったかもしれません。年取ったからこそ生まれた忍耐力。人生の終盤に慕ってくれるひとがたくさんいるジオジオの人生は幸せだったことでしょう。