この絵本の前半を読んで、「はだかの王様」を思い出しました。
「はだかの王様」その後・・・といった話かと思ったのです。
権力者ゆえの孤独。
そこから、どうなるのか・・・
他の動物たちと、仲良くなっていくのだろうと思っていました。
でも、このお話はそんな、安っぽいお話ではありませんでした。
最後まで、誇り高いライオンであり続けます。
でも、本当は優しいジオジオ。
かんむりを小鳥の巣に、貸してあげるのです。
なんだか、とっても切なくなりました。
私は、権力のある人は苦手です。
でも、この本を読んで、なんだか、ちょっと、優しい目で見ることが出来るようになったように思います。