日本で出版された2013年1月、
第4選を果たしたウゴ・チャベス大統領の新しい任期が始まるはずだった。
しかし癌からの生還の身ではもう、どうしようもできなかった。
南米の絵本には、政治の影が見える。
バリオ(低所得者居住地区)の子どもたちの、
「遊び場を!」と自らが訴えるはなし、とか、
地域の親が突き動かされて、公園をみんなでつくるはなし、とか
私には、この日本のくらしのそれと単純になんか比べられない。
そこがとても、歯がゆい。
日本のプレイパークであそぶ子どもらに
読んでほしいと思う。
日本の総理大臣、小中学校の校長にも
読んでほしいと思う。
目を背けず、ありのままを学ぶために。
感謝