うさぎさんの押している 重い荷車がだんだん軽くなっていきます。気が付いた動物たちが、順番に後ろから押してくれていたのです。
荷車は「ごろりん ごろりん・・」から、「ごろん ごろん・・」、「ころん ころん・・」、「ころ ころ ころ ころ・・」、そして「ころろろ ころろろ・・」へ。音の変化が面白いですね。
荷物は、うさぎさん手作りの木のテーブル。みんなはすっかり気に入って、明日からこのテーブルのところに やってくる気まんまん!それを聞いていた うさぎさんは急いで家に帰って・・・。みんなの優しい気持ちが感じられるおはなしです。
香山美子さんの優しいおはなしと、柿本幸造さんが描く可愛い動物たちが ぴったりマッチしています。そして、各ページから 気持ちのいい、暖かい春の空気が感じられます。春に読むと、戸外に出て行きたくなり、他の季節に読むと、春が待ち遠しくなります♪