巣から落ちたカラスを育てるという行為は、禁じられているし、とても危険な行為です。
でも、お寺の住職でもある諸橋精光さんが取り上げて、絵本にしていることに意味があると思いました。
カラスはとても愛情深い鳥で、巣から子が落ちても必死にそれを守ろうとします。
カラスの子に近づくと攻撃を受けます。
それを連れ帰ったということに、まずは凄さを感じました。
その後親ガラスが常に見守っていることも印象的です。
カラスの子を育てようとする子どもを認めたということは、とても素晴らしいことです。
本当だったら、この家が攻撃の的になりそうな気がします。
ともかく、カラスの子を自然界に返せたことに、ホッとしました。
諸橋さんが、この絵本を通して伝えたかったのはこの部分でしょうか。