以前、息子が学校の読み聞かせで読んでもらって楽しかったと言ってたのを思いだし、読んでみました。なるほど、本当に面白いですね。
冒頭の作文用紙になっている部分もなかなか斬新でしたが、その作文の内容が、ほとんど私にぴったり合ってしまい、正直まいりました。子供は、こんな風に考えているのかもしれませんね。
でも、それがきっかけでお母さんと言う人を分析して、最初は怒られないようにとかそういうマイナス思考だったのに、結局、お母さんを思いやる気持ちになってくれ、母親としては嬉しい限りです。
この本は、最後の方にお父さんが言う
「トリセツなんていうと機械的にきこえるかもしれないけれどさ、
人って多かれ少なかれ、気づかないうちにそうやって相手のことを見て、
考えて、つきあっていくんじゃないか?」
という言葉に尽きるんだと思います。とても飽きさせないストーリーで、もう一人のこの伏線も面白く、小学4年生の男の子はこんなことを考えているのかも知れいないなという気持ちになりました。とてもお勧めです。