このかわいらしいコブタのオリビアは、実に子どもらしい子どもだ。
天真爛漫、わが道をゆく。
その時その時にいつも一生懸命。
だから、へとへとになる。
そして、そう、オリビアだけでなく、まわりの大人をもへとへとにする。
「よけいなことはしなくていいの。」「早くしなさい。」「言うことを聞きなさい。」
子どもというのは、いつも好奇心旺盛で、何をしでかすかわからなくて、つい、そんなことを言いたくなってしまう、やんちゃもの。
でも、憎めない。
それは、子どもの特権だと思う。
そんな愛らしさがあふれている絵本だ。