「ゆきだるま」とくれば「冬」ですが、この絵本は真冬ではなく、春を待つころの絵本。だから、2月頃に読みたくなります。
ワニぼうとお父さんが、三つ くっついた仲良しこよしの雪だるまをつくったら、翌朝には、あらら!たーくさんの仲良しこよし雪だるまが・・・。いろんな動物がまねっこして作ったのですね。とっても可愛い!!
向こうの方に、ぽつんと離れたゆきだるまが、二つあったけれど、心配ご無用!だって、その二つはね、糸電話でおしゃべりしているのですから♪白い雪だるまに、白い糸電話がとっても似合っています。
そういうのを見たら、やってみたくなるのが、子どもというもの。ワニぼうも糸電話をつくっておしゃべりします。いったい だれと?
桜の木とおしゃべりするなんて、そしてそれで春の予感を読者に感じさせるなんて、とってもすてきなストーリー。「春よ こい」です。待ち遠しいな。