おしげばばさに大切に可愛がられて育った鬼のダボラは、優しい人間の心を持った若者に育ったと思いました。ばばさは、ダボラが、可愛くて可愛くて、自分は食わなんでも、ダボラには「たあんとくうて、はよ
大きうなれよ」は、親そのものだと思いました。親はそうやっていつの時代も一緒なんだと思いました。そんなに可愛がって愛おしいダボラを約束どおり追い出すことはとても辛く悲しかったと思います。かくれんぼをしながら、ダボラが溢した涙の後がずうーととがくし山まで続いているのでやっぱり涙が出てしまいます。一番嬉しいのは、ハッピーエンドに終わってとても気持ちが温かいままでいれることです。爽やかでとても幸せになれます。「とがくし山に 咲くは こぶしの花よ わたしゃ十八 こぶしの花よ・・・・・」おしげばばさの歌った歌にいつまでも微笑んでいる私です!