ポーが、ある夜、魔女が出てくる本を読んでいました。
なんともわくわくするくだりにさしかかったところで、突然あかりが消えました。そして、ポーは、不思議な体験をするのです。
手を引き、連れていかれたのは、おばけ図書館。
なんて素敵な体験なんでしょう。いろんなおばけたちが、実に面白おかしく、ちょっぴり怖く描かれています。でも、おばけたちは『本を読んで』と催促するのです。ポーは読んであげます。そして、おばけたちも、行ったりきたりしながら、お話を作っていくのです。そのうちに、空っぽだった本棚に本が埋まっていきます。
子どもたちも、こんな風にして、心の本棚に本が並んでいくのではないかなと思いました。一冊でも多くの本と出会い、心が豊かになってくれることを願っています。