おばあちゃんと海岸で遊んでいたまゆ。「雪降って来い」と歌をうたったら、本当に空から白いものがひらひら。
それを見たおばあちゃん、「これはてんさらばさらだ」と言いました。
おばあちゃんによると、この「てんさらばさら」に白粉をふりかけて誰にも見せずに増やすと、幸せになれるんだとか。
おばあちゃんの言うとおりにしたまゆには、本当に幸せなことがたくさん起こります。
そして好きな人と結婚し、5人の子どもの母になったころ、とうとう増えすぎた「てんさらばさら」を隠し切れなくなってしまいました。
このあと、悲しがるまゆに旦那さんが言う言葉がふるってます。
まゆは、「てんさらばさら」を持っていることで、自分の幸せに気づくことができていました。
そして「てんさらばさら」をなくした後は、旦那さんと力を合わせて、幸せを作っていくことができるのでしょうね。
幸せになりたいというのは、誰にでも共通する願いだと思います。どうすれば幸せになれるのか?という深いメッセージが込められている、なかなか考えさせられる絵本でした。