表紙のなんとも気の弱そうな顔に惹かれて選びました。
ある男の子のプチ家出ストーリー。
家出の原因となった、お母さんの「かたづけなかったから、すてるっていったよね?」のひと言!
男の子の、悔しくて悔しくてたまらないけど反論できない、でも、お母さんの言い方にすっごく腹がたつ感じ、リアルです(笑)
家から飛び出した男の子がであったのは、行先に『どこか』と書かれたこふしぎなバス。
運転手はいないし、なんかヘンだなぁ〜と思ってたら、今度は喋り出した!
そこからは、ワクワクの連続!
こどもらしい、理由づけ。
ひとりで冒険しているという、開放感と高揚感。
でも、時間とともに湧き上がってくる家恋しさ。
小学校低学年の男の子の等身大の姿そのものでした。
そして、ふしぎなバスの正体とは…!?
さいごの男の子のセリフ、「家出、たのしかったなあ」に、思わず頷いてしまいました!