フランスの作家が描く、一風変わったクリスマスストーリー。
砂漠に住むヤシの木は、古老のコウノトリからクリスマスの様子を聞き、
憧れるのです。
そしてついに、クリスマスを見に出かけるのです。
砂漠を歩き続け、海を渡り、苦労してたどり着くも、雪で凍え・・・。
でも大丈夫。
親切なお巡りさんが自宅に連れ帰ってくれ、念願のクリスマスを体験できるのです。
ささやかな家族のクリスマスですが、
「クリスマスは、この部屋にあるもの全部のことよ」という、
親切なこの家のモミの木の言葉が印象的でした。
南国のヤシの木という、少し変わった視点から見るクリスマスが、ユニークですね。
ヤシの木が理解できる幼稚園児以上くらいからでしょうか。