『どんなに きみがすきだか あててごらん』の4つの短編集です。
・かくれんぼのき
幹にうろのある木のエピソード。
嵐で倒れた様子は、自然の驚異そのものでしょう。
だからこそ、チビウサギは、そのかくれんぼの木に怖気づいていた模様です。
でも、いざ、かくれんぼをする段になって、やっぱりそこに隠れるのですね。
好奇心が先に立ったのでしょうか、その勇気がほほえましいです。
・きりがおか
タンポポ飛ばしの遊びに夢中のチビウサギ。
わかるわかる、その気持ち。
ところが、霧が立ち込めて、一気に冒険モード。
かなりスリリングなのに、チビウサギの様子を温かく見守るデカウサギの様子にほっこりです。
・とおくののはら
好奇心旺盛なチビウサギをしっかり見守り導くデカウサギの存在感が嬉しいです。
だからこそ、一人の時も、その声に導かれたのですね。
この安心感、素晴らしいです。
・おうちに、かえろう
このシリーズの主題のアレンジ編でしょうか。
ぼくがいちばん、どこがすきだか、あててごらん。
確かに難題です。
もちろん、答えにほっこり。
心地良いおやすみストーリーに着地です。
小学生くらいから、ほんのり温かいストーリーを。