小学3年生の朝読で紹介しました。
内田麟太郎さんの人情味あふれる、そして哀愁も漂うストーリーと
西村繁男さんの親しみやすく風流な絵が
子どもたちの心をぐっとつかんだ様子でした。
「おでんさむらい」はシリーズ絵本で他にも3冊あるのですが、
かさおばけの登場するこの「こぶまきのまき」が
わたしは一番気に入っています。
また、絵のなかに登場する
「けとく」「御桐油」ってなんのお店だろう?と思い、
調べてみたところ、「けとく」は「解毒」つまり薬屋さん
「御桐油」は「おとうゆ」番傘などに使う油屋さんでした。
さりげなく物語とつながっていることがわかり
ますます惹かれた次第でございます。