あらかじめ、悲しいお話だよと言ってから
読み聞かせをしました。
ベラルーシで生まれた男の子が
チェルノブイリ事故のことを知らないまま
放射能を浴びてしまい、14歳で亡くなるお話です。
途中、日本人医師によって体調が回復するものの
やはり死んでしまう。
男の子がどうしても食べたいと行ったパイナップルを
求めて日本人看護士が寒い街を訪ね歩くのですが
そのシーンは感動的でした。
小林豊さんのすばらしい風景画が心をゆさぶります。
もう原発はやめよう、こんな悲しいことはおきてはいけない。
読み終わったあと、娘は言葉すくなでそのまま
眠ってしまいましたが、少しはわかってもらえたと思っています。
この絵本は、小学校の読み聞かせなどでも
積極的に読みつがれていくべき絵本だと思います。
戦争をテーマにした絵本とともに、
フクシマを経験した日本人としてはこのテーマは必須でしょう。
もっと宣伝してほしいです。