いまいあやのさんの絵本はほとんど持っているのですが、こちらは未読でした。
今回、初めて読んでみて、やはりとても気に入りました。
いまいさんの絵本、絵からストーリーからすべてがツボなんです。
まず表紙の高々とそびえたつ帽子にびっくり。この帽子をかぶっているのがベルナルさんなのでしょうけど、どうしてこんな帽子かぶっているのでしょうか。
お話を読みすすめていくうちに、最初は、もうちょっとコックさん程度の高さの帽子だったこと。ベルナルさんの知らない間に、帽子に小鳥が巣をつくってしまったこと。どんどんと帽子が高くなっていったことが分かりました。
不思議な帽子ですが、ベルナルさんの心をくみとって帽子が小鳥を受け入れるために高くなっていったのでしょうか。
小鳥たちと楽しく仲良く暮らすのですが、ベルナルさんは冬眠へ。鳥たちは南へと旅立ちます。
このままあえなくなるかと思い、悲しい気持ちになりかけましたが、春が来て、とても素晴らしいことが起きていました。
こんな帽子、うちにもあるといいなぁ〜